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大阪府議会議員(堺市南区)

きよし

医学博士・理学療法士

ながの聖



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7月臨時議会を顧みて&政治スクール2回目(2008年7月28日)

 726日は2回目の政治スクールが開催されました。今回は政治評論家の森田 実氏をお招きして「これからどうなる日本の政治」をテーマに講義が進められました。その内容は、日本は議院内閣制ではなく、いわば「官僚内閣制」であり、この構図を変える必要のあること、特別会計予算の中身を明らかにする必要があることから始まって、かなり掘り下げた講義をいただきました。受講

生からの質問もよく練られた中身のある内容で、森田先生も力の入った回答をされました。我々主催者も時の経つのを忘れ、予定の時間を大幅に超過するほどの熱のこもった回答をいただき、充実した1日でした。

  723日に今年度の一般会計予算が可決され、7月臨時議会は幕を閉じました。いわゆる「橋下予算」の成立ですが、予算案の賛否に関しては民主党会派でも様々な意見が出され、賛成の結論に至るまでに多くの時間を費やしました。新聞紙上では、「民主、野党の悲哀 賛成表明」「民主 対立一転“ラブコール”」「橋下人気 野党なびく」など、様々な見出しが紙面を飾りましたが、これは、現実を捉えた正しい表現ではないように見受けられます。
 知事選の経緯と、国会の構造から、新聞関係者の皆さんは府議会・民主党の存在を「野党」として扱いたいのでしょう。しかし、そもそも地方議会は国会と異なり「与党vs野党」の対立構造ではなく、二元代表制のもと「知事・行政vs議会」という構成で成り立つものです。あまりにも「野党」という表現を強調させ過ぎたこれらの論調は、府民の方々が正しく府議会を理解することの妨げになるのではないかと懸念します。府議会・民主党は与野党の対立構造という視点ではなく、賛成の行く末にある府民の利益は何か、反対の行く末にある府民の利益は何か、という視点で熟慮に熟慮を重ねて議論しています。
 さて、個人的な観点も含めて本議会を顧みると、今回の予算から、その決定過程については要求書から査定書まで公表され、知事へのヒアリングも公開で実施されました。これは、太田府政時代には見られなかったことで、「情報公開」という点で橋下府政は大きく前進したと思います。また、健康福祉に関する予算は昨年度と同様に維持され、他の部局と比べると、「おおむね守られた」形だと思います。しかし、府民の命を守る医療、障害者や高齢者の方々に対するセフティーネットなど、府民生活の維持に係る事業を精査すると、課題は少なくありません。とりわけ「財政非常事態」が強調されたプロジェクト・チーム(PT)試案から始まった今日に至る施策の進め方が、これら弱者の方々に対して不安や恐怖を感じさせてしまったことを、強く指摘したいと思います。
 今後、4医療費公費負担助成や障害者施策などに代表される、「市町村補助金の交付金化」や「大阪府と市町村との役割分担の見直し」にかかわる課題の多い事業については継続した審議が不可欠ととらえ、引き続き9月議会に向けて議論を進めてまいります。

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