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後期高齢者医療制度についての講演(2008年2月19日)
去る2月19日、4月から開始される後期高齢者医療制度について、某退職者会の皆様に講義をさせていただきました。タイトルは「医療・介護保険制度からみた後期高齢者医療制度の諸課題」として、1)医療制度をとりまく歴史的な背景、2)後期高齢者医療制度の概要、3)「予防」の重視、4)世界における日本の位置づけ、の4つの内容についてスライドを交え、約1時間にわたり話しをさせていただきました。
75歳を超える方全てに対し、今月中には被保険者証が送付される運びになっており、徐々にこの制度に関する認識も深まってくると予想しています。しかし、保険料の算定方法や軽減措置(1年間は保険料が一定額免除されること)など、制度が少々複雑な点が見受けられるため、短期間でこの制度の仕組みを理解することが困難な方も少なくないと考えます。
また、この後期高齢者医療制度のみを捉えても、「なぜこの制度に至ったか」という原因に繋がらないため、本制度に対する正しい評価ができないと考えます。私は府民の皆さんが客観的な視点を持って、様々な制度を自らが点検できる「力」を身につけて欲しいという思いがあるため、昭和48年に始まった老人医療無料化から続く高齢者医療の変遷について、比較的多くの時間を講義に費やしました。時間の関係で、十分に質問をお受けすることができませんでしたが、この制度について多くの方が疑問を感じておられることは、身をもって理解できました。
後期高齢者医療制度について理解を深めたいという方がいらっしゃいましたらお伺いしますので、お声かけいただければ幸いです。