大阪府議会議員(堺市南区)
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男性参加の地域づくりにおける課題(2007年9月3日)
障害者の就労支援のための
IT利用に関する総合的な支援拠点として、大阪市天王寺区に「大阪府ITステーション」という施設があります。健康福祉常任委員として、そのオープンイベントに大阪市城東区の西尾佳晃(にしお よしあき)府会議員と共に参加しました。私は理学療法士という障害を診る職業に就いていますが、これまでの職歴から、その知識や経験が運動機能を中心とした身体障害に偏っていることが多く、視覚、聴覚障害などの知覚障害や障害者の就労についての知識は不十分であったため、今回の訪問は有意義な経験になりました。その一例として、新たなコミュニケーション機器が開発・展示されていました。視覚障害の方の情報伝達手段として点字があることは知られていますが、これは図形を伝達する手段としては多少の手間が必要です。この点を、パソコンと連動した触覚ディスプレイで地図や人物像、平面図などをほんの数秒で表現することで、視覚障害者の触覚情報をサポートする機器です。視覚障害も先天性、後天性の違いで障害の程度も様々ですが、糖尿病などで二次的に後天的な視覚障害を併発する方は増加しているため、こういったコミュニケーション機器は非常に有用だと思いました。
今回のオープンイベントには、
3日間の開催期間内におよそ500人の方が来場されたそうですが、障害者の雇用について一般の方々や企業関係者に啓発するためにも、さらに多くの方にお越しいただくために周知の方法を検討する必要があります。
また、週末には第
28回光明池祭りにおいて、開会式、その後のオープニングセレモニーに参加させていただきました。ここでは「泉北すきやねん」、「美木多チーム」の両グループによる、よさこいソーラン踊りに始まり、その後子供たちのキッズダンス、成美高校ダンス部の演技、それぞれの美しく、かつエネルギッシュな踊りが祭りの開催に花を添えました。
以前にも、私は政治である「まつりごと」と「まつり」とは深い関係にあると感じている点を報告しましたが、今回も一つ気づかされたことがありました。それは、これらの催しで、踊りなどを披露している方々は年齢問わず全て女性で、男性は一人もいないことです。キッズダンスの就学前と思われるお子さんから、高校ダンス部の学生さん、熱気のあるよさこいソーラン踊りを披露されたシニア?の方まで、見事に女性ばかりです。もちろん祭りの進行や、準備などに男性は尽力されており、全体をとおして祭りを見れば性差は感じないのですが、いざ何かを「見せる」ということになると、二の足を踏むのが男性の特性なのでしょうか?
この仕事に就く前は、大学の講師・学識経験者として介護予防のモデル事業評価に関わっていましたが、当時に感じたことと、この祭りで感じたことの共通点は、地域づくりにおいては、「男性対策」が鍵になるという点です。介護予防のトレーニング教室を開催しても、男性の参加はごく少数で、参加されたとしても途中で辞めていかれる方の多くは男性です。女性は何事も和気あいあいと取り組んでおられますが、男性は孤立していることが多く、事業の主催側も男性参加者が継続して、楽しく参加されることに腐心しておりました。
多くの人が集まる場に出て行くことが、女性よりは苦手な男性は、「自宅への閉じこもり→体力・知力の低下→要介護度の悪化→ますます閉じこもり」という悪循環に陥る場合が少なくありません。今回の祭りへの参加をとおして、地域の活性化や地域ケア対策など、地域づくりに関しては、男性に対する支援策が重要であることを改めて確信しました。