

大阪府議会議員(堺市南区)
医学博士・理学療法士

写真2
視察報告・健康福祉常任委員会(2007年8月27日)
写真1
さて、今回の視察を通して、その結果を府政に反映し、新たな施策を考える際に、「コミュニティ(地域)の特徴」を如何なる指標で捉えるか、という点について考えることができました。例えば、上述の富山型デイサービスが地域住民に受け入れられている背景には、富山県の持ち家比率が少なからず関係していると考察しています。富山県は79.1%で全国トップ、ちなみに大阪は54.3%で、全都道府県中45番目です(平成17年)。持ち家比率が高いということは、その地域に対する愛着は自然に高くなるのではないでしょうか。能登半島地震の際にも保健師が全住民の動向を把握することが可能で、1か月後に二次災害で死亡した者が皆無であった事実は、このような地域に対しては行政サポートも機能しやすいことが裏付けられています。地域に対する思いが希薄になりがちな、大阪のような都市部での政策を考えるうえで、有意義な視察でした。
